永久輝せあは、宝塚歌劇団花組のトップスターです。
2011年に97期生として宝塚歌劇団に入団、雪組に配属され、2019年に花組に異動。
2024年5月27日付けで、花組トップスターに就任しました。
華やかでありながら憂いを帯びた男らしい色気、歌にダンス、そして特に演技力の高さで知られ、「冬霞(ふゆがすみ)の巴里」や「激情」「ドン・ジュアン」等、抒情性の高い舞台で人気を博しています。
そんな永久輝せあのプロフィールや魅力、代表作について、徹底解説していきます。
目次
永久輝せあのプロフィール
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愛称:ひとこ
生年月日:8月8日
出身地:東京都世田谷区
身長: 170cm
代表作:「冬霞の巴里」「激情」「ドン・ジュアン」等
芸名の由来:誕生日が「天海」祐希と同じで、初めて観た宝塚作品が「朝海」ひかるの舞台だったので海に関係する芸名をと考えて、「SEA(海)=せあ」と自身で名付けた
永久輝せあの経歴は?
宝塚音楽学校に首席で入学
幼少期は人見知りで目立つのが苦手、運動も不得意だったという永久輝。
しかしバレエだけは大好きで、4歳から習っていました。
中学3年生の時に、友達から借りた雪組トップスター朝海ひかる主演の「ベルサイユのばら」のDVDで、初めて宝塚の舞台を目にしました。
その後宝塚にハマり、高校2年生の時に月組「ME AND MY GIRL」の初観劇で大きな感動を味わい、宝塚受験が現実的な目標になりました。
自分の弱点を全て書き出して一つずつ克服していくというストイックな勉強に加え、受験直前にも公演を観に行き、「絶対この世界に入り、皆さんと共に舞台に立ちたい!」と改めて決意を固めたそうです。
その結果、見事一発合格したばかりか、主席入学という快挙も成し遂げました。
雪組トップスター早霧せいな・望海風斗の背中を追う日々
永久輝が配属された時代の雪組は、「平成のゴールデンコンビ」と呼ばれた早霧せいな×咲妃みゆ、その後は「宝塚随一の歌唱力」と呼ばれた望海風斗×真彩希帆と伝説的なトップコンビが率いていた黄金時代。
別名「和物の雪組」とも呼ばれる美しい所作と情のこもった演技を特徴とする雪組に配属された永久輝は、首席入団だったこともあり早くから逸材として注目され、2015年の「ルパン三世」新人公演で初主演に抜擢されました。
しかし責任感の強い永久輝は、「私にこんな大役が務まるのか」と喜ぶどころか落ちこんでしまいます。
そんな彼女に対し、早霧は「ただ背中を見せるだけではなく自分から声を掛けたり、時に頼ることの大切さ」を主演を務める者の心得として教え、励ましてくれたそうです。
その後新人公演主演を4度にわたって務めた永久輝にとって、この早霧の言葉はこれらの挑戦を乗り越えるためだけでなく、トップスターに就任した際にも大切な心得となりました。
当時2番手男役だった望海も、彼女の師匠の一人。
役作りや歌い方等を教授してもらい、どうすればよいか分からず泣いてしまった時には「自分を解き放つ練習をしようよ」と舞台技術だけでなく舞台人としての心得も伝えてくれるその姿から、スターとしての寄り添い方や自分以外の役へも目を向ける視野の広さ等を学んだと言います。
しかしそれでも、望海の東上主演公演「ドン・ジュアン」でヒロインの元恋人であり悪役であるラファエル役を演じた際、「実力が伴わなかった」と忸怩たる思いを抱えたそうです。
この心残りとなった「ドン・ジュアン」は、後に花組トップスターに就任した際、お披露目公演としてリベンジすることになります。
舞台人としての基礎を築いた雪組時代は、彼女にとってかけがえのない時間であったと言えるでしょう。
当時の絆は今も続いており、特に望海トップ時代に共に活躍した、現雪組トップスターの朝美絢とは、愛用のローラメルシエのチークをプレゼントするほど仲が良いことで知られています。
花組異動後、5代目VISAガールに大抜擢!
2019年に永久輝は5代目のVISAガールに就任し、直後に花組へと組替えとなりました。
宝塚歌劇団のスポンサーである三井住友カード、VISAジャパングループのイメージガール。過去、春野寿美礼や音月桂、明日海りおといった伝説的トップスター達が務めており、その多くが花組生。歴代VISAガール経験者は全員トップに就任しているため、VISAガールに就任=トップ就任確定というジンクスが存在する。
VISAガール抜擢と花組への異動によって、永久輝の花組トップスター就任はほぼ確定。
初の東上公演主演「冬霞の巴里」や初の全国ツアー主演公演「激情」では、どちらも彼女の憂いを帯びた美貌と卓越した演技力を強くアピールして人気を集め、トップ就任への期待はどんどん高まっていきました。
待望の花組トップスターへ
2024年5月27日付けで、97期生の中で初のトップスターとして花組トップスターに就任。
相手役のトップ娘役に星空美咲を迎え、「組としての方向性を明確に示していけるようなトップコンビになりたい」と今後の抱負を語りました。
2025年には、彼女初となる同名のアクションゲームが原作の舞台「悪魔城ドラキュラ」の上演が発表されており、この異色の組み合わせに早くも注目が集まっています。
永久輝せあの魅力は?
華やかさと憂い、大人の色気を備えた陰の魅力の王子様
花組の男役のイメージと言えば、陽の雰囲気をまとったキザな華やかさが一般的ですが、永久輝の魅力はそれとは異なったものです。
華やかさがありながら、三白眼の鋭い視線と深い憂いを感じさせる陰の雰囲気、そしてそれらから生み出される強烈な大人の色気が、多くのファンを惹きつけます。
明日海りお、柚香光と二代連続で花組らしいトップスターが続いたところでの就任のため、この花組らしからぬ魅力は新鮮なアピールポイントとなって注目を集めています。
歌・ダンス、卓越した演技力を備えた舞台人
歌もダンスも得意ですが、特に早霧・望海という伝説級のトップスター達から直接芸事を学んできたこともあり、明るい役から影を感じさせる役まで幅広くこなす、繊細な演技力が最大の魅力です。
彼女自身も演じることに対して強い思い入れを感じており、宝塚の男役に対して「男性でも女性でもない虚構の存在だからこそ、ロマンを感じる」と今後も男役像を突き詰めていく旨を発言しています。
責任感が強くストイックな性格
責任感が強く、自分に厳しい人物として知られています。
無駄な時間を使わないよう、家できちんと準備をしてからゆっくり楽屋入りする、公演中は漢方入りのお茶で体調を整える、毎日日記を書いて一日を振り返る等、常に緊張感を持った姿勢で舞台に臨んでいます。
若手の頃は真面目の度が過ぎてしまい、オフの時も稽古の予定をびっしり入れておかないと不安になってしまう程だったとか。
しかしキャリアを重ねた今は、「ちゃんと自分も思いやってあげたい」というバランスも身に着けており、星空からは「ストイックでありながら周囲にそれを感じさせない、優しさに溢れた尊敬できるトップスター」と慕われています。
他にも、男役2番手の聖乃あすかから、永久輝の衣装をモチーフにした手作りのシルバニアファミリーのお洋服をプレゼントされた等のエピソードも聞かれ、組子達から非常に頼りにされていることがうかがえます。
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