福山雅治は、シンガーソングライターや俳優、写真家、ラジオパーソナリティなど様々な顔を持つマルチタレントです。1990年にシングル「追憶の雨の中」で歌手デビューを果たして以来多くのヒット曲を世に送り出し、今年でデビュー35周年を迎えました。
彼の楽曲は時代背景や社会の空気感を汲み取りながら、等身大の恋愛や家族、友情といった普遍的な人の感情を繊細に表現した作風が特徴です。俳優や写真家などさまざまな表現活動と並行して音楽を続けることで、アーティストとしての存在感を確立してきました。
今回はそんな福山雅治の楽曲の中から、Spotify再生数ランキングに基づいた人気曲トップ10をご紹介します。各楽曲の音楽的な特色やファンからの評価などにも注目しながら、彼の魅力に迫っていきましょう。
目次
福山雅治の人気曲トップ10
10位:道標
・24thシングル「化身」収録
・2009年5月リリース
・報道番組「NEWS ZERO」テーマソング(2009年)、ドラマ「プラチナタウン」主題歌(2012年)
「道標(みちしるべ)」は、”命”をテーマに人生の指針や家族への想いをテーマにしたスローバラードです。タイアップ先の報道番組「NEWS ZERO」からの依頼で制作されたもので、ピアノとストリングスを中心にしたアレンジと福山の祖母をイメージして書かれたあたたかい歌詞が特徴です。
福山が祖母の家を訪ねる際に利用していた長崎地区の路線がそのまま歌詞に登場しており、その路線を走っていた国鉄キハ66・67系の車両が引退すると決まった際にも話題になりました。
2010年11月発売のベストアルバム「THE BEST BANG!!」にはリテイクバージョンとなる「道標 2010」が収録されており、2022年2月からは「道標 2022」としてダウンロード・ストリーミング配信もされています。
9位:Squall(Original Version)
・14thシングル「HEAVEN/Squall」収録
・1999年11月リリース
・松本英子へ提供した「Squall」のセルフカバー
「Squall」は、もともと福山が松本英子に提供した楽曲です。1999年9月リリースのオリジナル版は福山が主演を務めた月9ドラマ「パーフェクトラブ!」の挿入歌として使用され、同年11月リリースの「HEAVEN/Squall」に福山のセルフカバーが収録されています。福山にとっては初の楽曲提供であり、セルフカバーも初の試みでした。
秘めた恋心の切なさが女性目線で綴られた歌詞と洗練されたピアノサウンドで表現されており、オリジナルとセルフカバーの両方とも多くのファンに支持されています。
8位:最愛
・福山と柴咲コウのユニットKOH+の2ndシングル
・2008年10月リリース
・福山主演ドラマ「ガリレオ」の劇場版「容疑者Xの献身」主題歌
福山が主演を務めるドラマ「ガリレオ」シリーズのテーマソングを制作するにあたって、福山と柴咲コウがスペシャル・ユニットKOH+を結成。2008年10月公開の劇場版「容疑者Xの献身」の公開に合わせてリリースされた2ndシングルが「最愛」です。
大切な人へ捧げる深い愛を表現した歌詞は映画の物語ともリンクしており、ピアノを主軸としたオーケストラサウンドによる壮大なバラードとなっています。
2009年5月には福山によるセルフカバーバージョンが東芝「REGZA」のCMソングとして起用され、同年6月リリースの10thアルバム「残響」に収録されました。こちらはピアノの伴奏のみのシンプルなアレンジになっています。
7位:零 -ZERO-
・4thデジタル・シングル
・2018年4月に配信限定でリリース
・映画「名探偵コナン ゼロの執行人」主題歌
「零 -ZERO-」は、2018年4月に公開された映画「名探偵コナン ゼロの執行人」の主題歌として書き下ろされた楽曲です。タイトルは映画のメインキャラクターでもある降谷零にちなんだもの。ラテンミュージックの要素を取り入れつつも、一般的な”ラテン風”とは一線を画した複雑な構成で聴く人を飽きさせない斬新な楽曲としても注目を集めています。
福山は映画の世界観に寄り添った楽曲にするため、自ら映画の脚本を読み込み「もし自分が演じるなら」とイメージを膨らませて歌詞の制作に取り掛かりました。コナンの決め台詞でもある「真実はいつもひとつ」から始まり、正義を貫くものの孤独や葛藤に寄り添った歌詞も印象的です。
リリース直前には映画本編映像と福山が日本武道館で披露したライブパフォーマンスの映像を使用したミュージッククリップ「『零 -ZERO-』(LIVE at BUDOKAN 2018)劇場版『名探偵コナン ゼロの執行人』 Collaboration Music Clip」がGYAO!で公開されました。
「ゼロの執行人」は近年の劇場版シリーズの中でも特に注目度が高く、映画の興行収入は91.8億円を記録。その勢いとともに主題歌も広く認知され、Billboardのアニメソングチャートである「Billboard Japan Hot Animation Year End」にて2018年の年間ランキング5位にランクインしています。
6位:生きてる生きてく
・28thシングル
・2012年3月リリース
・「映画ドラえもん のび太と奇跡の島 〜アニマル アドベンチャー〜」主題歌
「生きてる生きてく」は、2012年3月公開の「映画ドラえもん のび太と奇跡の島 〜アニマル アドベンチャー〜」の主題歌に起用された楽曲です。
福山とアニメ「ドラえもん」シリーズの交流は2010年ごろから始まっており、2011年3月公開の「映画ドラえもん 新・のび太と鉄人兵団 〜はばたけ 天使たち〜」では福山そっくりなキャラクター・福山雅秋役として声の出演を果たしました。その後「のび太と奇跡の島」主題歌のオファーを受け、「生きてる生きてく」が制作されています。
2012年は作中でドラえもんが誕生する2112年までちょうど100年という記念すべき年でもあるため、”100年後”の未来や”命のリレー”をテーマにした楽曲となっています。アップテンポなスカのリズムが特徴的で、前向きで明るいポップソングとしてドラえもんファンを中心に幅広い層に浸透しました。
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