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2017年から近年までの隠れた名曲
Next to you
作詞・作曲:宮沢和史
『Next to you』は、2017年12月6日に発売された20周年記念アルバム『The BEST』に収録された楽曲です。
通常盤に収録されたボーナストラック2曲のうちの1つで、元THE BOOMの宮沢和史さんが書き下ろしました。
宮沢さんは、2019年に自身にとって3年5か月ぶりとなるソロ・アルバム『留まらざること 川の如く』をリリースし、その中で『Next to you』もセルフカバーしています。
さらに、2019年5月5日に放送されたラジオ「THE MUSIC OF NOTE~宮沢和史 留まらざること川の如く」では、『Next to you』の制作秘話を明かしました。
宮沢さんは本楽曲を制作するにあたり、デュオで活躍し続けてきたキンキがどんな気持ちや信頼関係で活動してきたのかを想像したそう。
人間だから良いときも悪い時もあっただろうに、それを経て未だに友情を持って活動を続けている、とキンキの関係性に感銘を受けている様子でした。
最終的に「(キンキの)2人の距離感」をテーマに『Next to you』を書き下ろした宮沢さん。もし採用されなかったら自分でリリースすることも無く、完全にお蔵入りにするつもりだったそうです。それだけKinKi Kidsという存在を楽曲に深く落とし込んだ作品であることが分かります。
光一さんもコンサートの中で「我々のこと、2人のこと、個人的なことを考慮して書いてくださった詞なのかな」と語っています。
「振り返るのが怖くて 未来の方へ逃げ続けた」というフレーズが若い頃のキンキの心情を表しているかのようです。この印象的なフレーズがつづく「青春は駆け抜ければ 一筋の光」の”青春”に掛かっているとしたらどうでしょう。
当時は、とにかく前へ前へと必死にもがくしかなかった青年が、大人になった今、駆け抜けた青春を振り返っているようにも感じられます。
「何も信じられなくて 独りきりになりたい時 呼ぶ声が届く場所に 居てくれたんだね」や「横を向けばいつもそこに 君がいてくれた」など、キンキの絶妙な信頼関係を綴った歌詞が並びます。
ぜひ、歌詞を見ながらじっくり聞いていただきたい1曲です。
杪夏
作詞・作曲:マシコタツロウ 編曲:sugarbeans
『杪夏』は、2019年12月4日に発売された41stシングル『光の気配』の通常盤に収録されたカップリング曲。
近年、発表されたカップリング曲の中でもファンの高い支持を得た楽曲です。
作詞・作曲を担当したのは、一青窈の『もらい泣き』や『ハナミズキ』を作曲したマシコタツロウさん。キンキの楽曲では、本作以外にも『Harmony of December』や『変わったかたちの石』『高純度romance』などを手掛けています。
タイトルの『杪夏』は「びょうか」と読み「夏の終わり、晩夏」を意味します。
この楽曲は、別れた恋人と共に過ごした夏のひと時に思いを馳せた失恋ソング。
君が僕と一緒にいたあの夏を思い出した時、僕が思い浮かべるのと同じ景色が流れていたらいいのにという切ない願望を歌っています。
聞けば情景が目に浮かぶようなリアルな歌詞描写が特徴的な楽曲です。
また、美しいハーモニーに定評のあるキンキが、存分に本領を発揮した楽曲でもあります。本作ではハモリのテイストをさらに発展させ、光一さんのファルセットを多用した柔らかい響きで剛さんのメロディーを包み込んでいます。
より一層大人っぽい雰囲気が漂う『杪夏』は、常に進化しつつあるキンキの魅力を存分に引き出しています。
新しい時代
『新しい時代』は、2020年12月23日に発売された16thアルバム『O album』に収録された楽曲です。
世界的に新型コロナウイルスが猛威を振るいステイホームが推奨されていた期間に、剛さんが歌詞を制作しました。
大切な人に会いたいのに会えない”複雑な心境”を繊細に描き出しました。
自分も相手も大切だからこそ接触を避けるという、一見”矛盾”にも思えるような世界。
それが現実となってしまった現代で、また抱き合えるその日を夢見て孤独を乗り越えようという想いが込められたあたたかいメッセージソングです。
直近のコンサートでは『新しい時代』が何度も披露されており、キンキにとっても大切な1曲であることが伝わってきます。
最後に
今回は、KinKi Kidsの隠れた名曲・後編として、『M album』(2014)から近年までの楽曲を11曲厳選してご紹介しました。
KinKi Kidsに興味があるけど、どこから手を出したらいいか分からないという方にお勧めなのが、2007年にリリースされたベスト・アルバム『39』です。
当時のファン投票で人気の高かった楽曲や、キンキの2人が選んだお気に入り楽曲が収録されているため、とにかく聞きごたえ抜群な1枚となっています。
また、キンキの表題曲を網羅したい方には、2017年にリリーズされた20周年記念アルバム『The BEST』がおすすめ。『硝子の少年』から『The Red Light』までのシングル曲を45曲を完全網羅したアルバム作品です。
今回、ご紹介したのは氷山の一角にすぎませんが、それだけでもキンキの楽曲は名曲だらけであることがお分かりいただけたかと思います。
今後、ますます音楽の幅を広げていくであろうKinKi Kids。その活躍に注目していきましょう!
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