w.o.d. – 令和に鳴り響く骨太グランジ! メンバーや経歴、魅力を解説

新曲以外に聞くべき6曲

新曲「リビド」と一緒に聞いてほしいのはこの6曲。

主なサブスクリプションですべて配信されているので、曲名で検索して楽しんでみてください。

スコール


まず1stアルバム「webbing off duckling」収録曲から2曲ピックアップします。

スコールは彼らの記念すべき1stカセットシングルの収録曲。

サイトウが中学時代から作ってきたオリジナル曲の一つで、彼の音楽の好みが非常に強く出ている1曲です。

骨太なサウンドにグランジ感あふれるギター。サイトウがリスペクトするNirvanaの雰囲気そのままの楽曲です。

PVはあえての画面比4:3。映像にあえてノイズを入れ、フィルム感のある加工を施した映像は90年代によくあるPVそのもの。

YouTubeには「日本版Nirvana」というコメントも見受けられます。

Fullface


スコール同様、グランジロック満載の1曲。彼らの2ndカセットシングルです。

スコールは退廃的なグランジロックでしたが、Fullfaceは打って変わって攻撃的な音に仕上がっています。コラージュを多く使ったサイケデリックなPVも話題となりました。

YouTubeの動画のコメント欄は、正統派ロックを追い求めて彼らにたどり着いたファンの声が多数。

「なぜ彼らの動画の再生数が伸びていないのか不思議だ」という海外からのコメントも見受けられます。

サニー


ここからは2ndアルバム「1994」収録曲からピックアップします。

2ndアルバム収録曲から、上京後制作した楽曲が増えています。

グランジ感はそのままに、ヒップポップ・J-POP要素も混ざった楽曲が増えてきます。

サニーは、そんな1曲です。

骨太な音楽はそのままに、ボーカルを聞いてもらえるような仕上がり。

サイトウ曰く、この曲は1stアルバムをリリースしてから、自分たちの音楽を聴いてくれるお客さんの声や自身の考えを素直に反映したものだそう。

自分の中のやわらかい部分を受け入れ、認める。その結果生まれたミドルチューンです。

1994


サイトウとKenの生まれ年を冠したこの曲。

「平成は空にとけた」と歌詞にある通り、元号が平成から令和に変わったタイミングでサイトウなりの平成の思い出を残した1曲です。

1994年というのは、サイトウが愛して止まないNIRVANAのVo.&Gt.Kurt Cobainがこの世を去り、OASISがデビューした年。

タイトルは後付けではあるものの、ロック史という目線で非常にいい意味合いを持つことができたとインタビューで話しています。

MEMO

1stアルバム・2ndアルバムで作り方こそ違いますが、どちらもレコーディングは一発録りなんだそう。音の生々しさ、ライブ感を音源でも伝えるべく、この手法をとっていると話しています。

モーニング・グローリー


ここからは2021年3月リリースの3rdアルバム「LIFE IS TOO LONG」からピックアップします。

この曲は彼らの領域の中で「遊べる」と感じて作り上げたサイケデリック・ロックです。

The Beatles、The Chemical Brothersなど、レジェンドらが作り上げたサイケデリック・ロックをいいところ取りするような気持ちで作ったとインタビューで話しています。

全ての楽器がかき鳴らされる中、歌詞は「今日死んだらオーケー」など鬱屈とした単語が並びます。

歌詞は非常に重たいはずなのに、なぜか踊れてしまう。そんな1曲です。

あらしのよるに


モーニング・グローリーとは相反するようなギターの弾き語りで始まるアルバムの最後の曲です。

サイトウが幼いころから好きな絵本「あらしのよるに」(きむらゆういち作)が元ネタ。

この作品は、オオカミとヤギという本来弱肉強食の世界で敵である動物が引き合うところからはじまります。

表面的な価値ではなく、本質的な部分で繋がるというのがコロナ禍において大事なのではと感じて作ったそうです。

彼自身も多くのアーティストに助けられているからこそ、同じように誰かを助けたい。

他の曲ではあまり表現していない気持ちを表している曲です。

さいごに

ギターとベース、ドラムというシンプルなバンド構成ではなかなか太刀打ちできなくなっている現代の音楽シーン。

その中でw.o.d.はかつてのロックバンドとしての希望を感じさせてくれる楽曲を数多く作っています。

彼ら自身もロックを進化させたい、ロックバンドとしてデカい音を鳴らしたい、そんな夢を抱いています。

インタビューで今目指したい場所と聞かれて答えたのが、ロンドンのウェンブリー・スタジアム。その夢に向かって着実に歩みを進めています。

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